魔法≠科学?

物語における魔法

多くのファンタジーやRPGの世界では、 魔法、あるいはそれに類する現象・法則が存在しています。

光や炎を生み出す、大きなものを軽々と動かす、などといった、手品や超能力の様な不思議な現象を、私たち(キャラクター)は当然の事として認識しています。

魔法への批判

しかしその現象を、「非科学的」とか「非現実的」だと批判される方も、少なからずいらっしゃいます。

確かに、私たちの住む世界の物理, 科学法則には当てはまりません。 「ファイアー!」などと叫んでみても、何か仕掛がない限り炎は出てきません。

魔法の存在する世界

しかし、ファンタジー・RPGの世界は基本的に、私たちとは違う世界です。 科学法則も現実世界とは違うものが存在していてもおかしくはありません。

そして、もしそうならば、魔法は「不思議なもの」ではあっても、「非科学的なもの」ではないのではないでしょうか?

科学とは、現象から法則を読み解くものであり、その場で実際に起こっている以上、「非科学的」とは言えません。

いくら理論を声高に叫んだとしても、 「だって起こってるんだから仕方ないじゃない」などと言われて終わりでしょう。

その世界には、その世界のルールがあるのですね。

ところで、便宜上、科学と魔法を呼び分けている世界もございます。 そこでの科学とは、私たちの世界と一致する法則をそう呼んでいるだけで、決して魔法を否定するものではありません。

魔法と科学は決して相容れないものではないのです。