魔法の理屈
魔法の分類.2〜属性〜
前回、魔法を目的別に分類しました。
対象にとっての重要な要素としてまとめましたがいかがでしたでしょうか?
今回は「属性による分類」です。
属性による分類
この分類法は某有名大作RPGで一般的になったと思います。
これで魔法の性質,相性が大体決まりまるので、
発動した魔法自体に重要な要素として考えています。
- 四元素
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古くからある考え方で、ギリシャやインドなどの信仰にも存在しました。
この世界はこれ以上分解できない4つの要素(元素,エレメント)からなるとされ、 その4つの元素である火,風,水,土(地)の事を四大元素といいます。
風,水,土は物質の三態を表し, 火はエネルギー(解釈によってはプラズマ)を表すという解釈もあるようです。これらの属性内で、“火と水”,“風と土”の組み合わせはそれぞれ相反するもので、 対象と同属性の魔法は回復させ、反対属性の魔法は弱点となる事が多い様です。
しかし、身に付ける物の場合、稀に反対属性のものを相殺する効果を持つ事もあります。
また一部例外もありますが、反対属性以外との相性は特に変化が無いものが殆どです。 - 五行
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古代中国で生まれた、木,火,土,金,水の5つの元気(元素)を現象に当てはめる考え方です。
これだけ聞くと四元素と似ています。 確かに共通する要素が多いので同時に成立させるのは難しいでしょう。
しかし四元素が元になったわけではないので(そういう概念は無かった)、 大きな違いがあります。五行の大きな特徴は相生(そうしょう)と相剋(そうこく)です。
相生というのは、ある元気が他の元気を生む,強めると言う関係です。
具体的に言うと、「木は火を生じ、火は土を生じ、土は金を生じ、金は水を生じ、水は木を生ず」
という1つの輪を形成しています。相剋は相生とは逆に、ある元気が他の元気に勝つ(打消す)と言うもので、
「水は火に剋ち(か-ち)、火は金に剋ち、金は木に剋ち、木は土に剋ち、土は水に剋つ」
と、 これも循環する関係になっています。
図に表す時は、相生の関係と同時に表すために五芒星の様な配置になっていることが多いです。この2つの関係を見るとあることに気付きます。
それは一般的な四元素とは違い、 自分以外の全ての元気と相生,または相剋の関係を持つ ということです。
このため、これらの属性の魔法を使う時は特に、相性に気をつけると面白いと思います。 - 二元の力
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光と闇,聖と邪,正と負といった、対極的な2つの力からなる属性です。
四元素の中でも火と水,風と土がこの様な関係にありましたが、 四元素が2次元的なイメージがあるのに対し、二元の関係は1次元的であると言えます。
もっともこれは私のイメージの話で、 実際は四元素と組合せて3次元的な構成をとる事が多いのですが。対極の関係にあるこれらの属性の相性は、四元素のものとほぼ同様です。
後に述べる予定のパワーソースとの絡みが相性に大きく影響するのでしょうか。 ただ効果が大きいだけではなく一撃で倒す事ができる場合もある点が 違いと言えば違いです。普通は四元素の魔法よりも貴重だったり特殊だったりします。
- その他の属性
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上記のもの以外の属性もあります。 冷気,雷,毒は良く使われますが、 これらの分類に含むのは難しそうです。
実際には、冷気は水,雷は風,毒は土(または闇,邪)に含まれるものもありますが、 わざわざこれらを分けているものもあります。 魔法の相性ではなく物理,科学的な相性を考慮しているのでしょう。 - 物理属性
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「その他」の後に項目があるというのはおかしいとお思いかもしれませんが、 魔法の属性と言うのも難しいと思ったのでこういう順番にしました。
これは物理攻撃の特長別に分けたもので、斬撃,刺突,打撃,射撃などがあります。
特殊ですが、その他の属性に含む事も出来ます。属性同士の相性と言うものは殆ど無く、 ただ「骸骨は刺突に強く打撃に弱い」等という防御特性のような物があるくらいです。
- 無属性
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無属性も「その他の属性」の後の項目になってしまいましたが、当然理由があります。
これは「無」という属性があるのではなく、属性自体を持たない魔法であるということです。
「無」の属性を持つ魔法ならばその他に含まれます。上記の理由から、一般的にこの無属性魔法の効果は、 純粋に魔法の強さと抵抗力によって定まります。
しかし、魔法である時点で「魔法属性」を持つとされる世界もあるので、 魔法には強いが物理攻撃には弱いという事も起こり得ます。某RPGでは魔法防御・魔法回避無視という強力な無属性魔法もあったりするのですが。
この分類方法で考えると、相性という概念が生まれます。
そして、属性同士の相性を把握する事で対象の弱点を狙う等、戦略性が広がります。
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